購入した時計や修理をした時計が、「保証期間が切れた」途端に動かなくなったというご相談が時々あります。
これは時計以外でもテレビや冷蔵庫などでも起こり得ることで、時計の場合は、その使用状況や時計自体の状態によって起こるものです。
パソコンや携帯電話などのように、電子機器・プログラムを積み込めるものと違い、古い機械式時計の内側には、本当に金属の部品だけしかありません。そのため時計を修理する時点で、1年後に動かなくなるような細工を施すことはまったく不可能です。
時計自体には、ある一定の期間で止まるような機能はありませんので、数か月や半年、1年などの期間で時計が止まってしまうような場合の最も多い原因は使用状況によるもの、または不完全なメンテナンスや修理によるもの・部品の摩耗や劣化によるものです。